オシャレで全ての人を守る “tenbo”
ゲストがイチオシのソーシャルグッド、アイデアグッドなモノやコトをご紹介いただく「recommend」。イラクの人道支援活動を行う牧野アンドレさんの一押しは「tenbo」。
――「tenbo」の魅力を教えてください。
「tenbo」というのはファッションブランドの名前で、「世の中の全ての人へ」という目的を掲げるファッションブランドです。ファッションデザイナーの鶴田能史さんが設立されたブランドになりまして、障害がある人や難病を患う人でもファッションを楽しめるような機能性と、さらにファッション性も両方取り入れているというデザインになります。
――特に一押しするポイントはどういったところでしょうか。
モデルに障害がある方を起用されているということや、ハンセン病や難病を患う方をモデルにしたファッションショー。すごく華やかで、見ているだけですごくわくわくし、幸せになるところです。
――私も「tenbo」とはどういう意味があるのか調べたところ、スワヒリ語で「象」という意味があり、『象のように優しいだけではなく、時には立ち向かっていく強さ・守ることのできる強さがある、そんなブランドでありたい』という意味があるのですね。
ファッションであり人を守るという、本当に素晴らしいことだと思います。今、tenboさんでは新型コロナの関係でマスクも作られています。ファッションショーが中止になっていると聞くのですが、また再開された後、ぜひ多くの方に行っていただきたいなと思っています。
――国内はもちろん、世界中にぜひ広まってほしいと感じますね。
はい。広まってほしいブランドです。
■牧野アンドレさんプロフィル
1993年生まれ。ドイツ人の父と日本人の母のもとで育つ。早稲田大学在学中、学術で卓抜な成果をあげ、学生の模範と認められる学生に贈られる『小野梓記念学術賞』を受賞。イギリスのサセックス大学大学院へ進み、移民学コースで学ぶ。2015年、ドイツで「欧州難民危機」を目撃したことがきっかけとなり難民支援の道へ。これまで、ギリシャ、日本、ヨルダンなどで難民の支援活動を行い、現在はイラクのクルド自治区・アルビルで、小児がん患者の支援や難民支援に携わる。
【the SOCIAL recommendより】