時間差での洪水対策とりまとめ 国交省
去年の台風19号では大雨のピークを過ぎた後に川の水位が上昇し氾濫が発生しましたが、国土交通省などはこうした時間差で起きる洪水への対策をとりまとめました。
去年10月の台風19号では、気象庁が13都県に大雨特別警報を発表しましたが、特別警報が解除された後にも上流で降った雨などの影響で川の水位上昇が続き氾濫が発生しました。
国交省は、特別警報解除が住民らに「安心情報」と誤解された可能性があるとし、きょう改善策をとりまとめました。
具体的には「解除」という言葉を使わずに「大雨警報に切り替え」に変更します。
さらに、この切り替えのタイミングで国交省と気象庁が合同で記者会見を開いて今後の水位上昇の見込みを説明し、洪水への警戒を強く呼びかけるということです。これらの改善策は今年の夏から実施されます。