接触を防げ!指で触らず「ボタン」押す秘策
接触による感染を防ごうと、ある町で意外な物を使った対策が始まりました。
栃木県佐野市役所が先週から始めた、新しいエレベーターの乗り方です。女性が壁からとったのは、なにやら細長い棒。そのままボタンを棒で押しています。エレベーター内で使った謎の棒。正体は?
佐野市総合政策部、財産活用課、恵利川清一課長「いもフライとかBBQに使ってる竹串です。いもフライは佐野市名物です」
「いもフライ」の竹串でボタンを押す理由は…。
恵利川清一課長「接触感染を防ぐことが大きな目的です」
不特定多数が触るボタンを直接触れずに押せるのです。捨てた竹串は、消毒液に1日浸して、再利用しています。市民にも好評だということです。
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一方、大阪のつまようじ会社がアイデア商品を開発。その名もつまようじ屋の非接触棒。普通のつまようじと違って先がとがっていません。何をつつくのかというと…。
菊水産業、末延秋恵専務「ボタンを直接触りたくない時に使う棒です」
28日の発売からすでに200件の注文が殺到。原料は、普段作っている高級つまようじと同じ白樺ですが…。
菊水産業、末延秋恵専務「つまようじにならなかった湿気た材料が、結構倉庫に残ってまして」
普段なら廃棄されている木材が、アイデア1つで売れ筋商品になりました。価格にも、大阪の企業らしいユニークなこだわりが。
末延秋恵専務「コロナに負けないとかコロナに勝つぞというハッシュタグをよく見るので、567円(コロナ)に1円勝ってる568円」
意外な活躍をみせたつまようじ。予防策が広がっています。