萩生田文科相 地方大会などの開催促す
夏の全国高校野球選手権大会やインターハイなどの中止を受け、萩生田文部科学大臣は26日の会見で、各地で開催が検討されている地方大会などについて、開催を促すと共に支援していく考えを明らかにしました。
夏の全国高校野球選手権大会の中止を受け、地方大会などの開催を求める声があがっていますが、佐賀県や茨城県が開催を決定する一方、福岡県は8月までの大会中止を決定するなど対応が分かれています。
これについて、萩生田文部科学大臣は26日の閣議後会見で、「高校生のみなさんが3年間の何らかの証しをしっかり残してあげることが大事なのではないか。それについて文科省でできる応援したいはしたい」と述べ、会場確保などを支援するため開催にかかる経費などを、補助する関連施策を第2次補正予算案に盛り込むことを明らかにしました。
また、甲子園の成績上位チームが参加する秋の国体を例にあげ、大会開催ができるかは現時点ではわからないとした上で、3年生最後の大会となる秋以降の全国規模の大会開催を視野に地方大会の開催を促しました。
そして、野球だけが特別扱いではないとも述べ、「野球以外のスポーツについても、なにかの記録会を県単位で開催して欲しい。ぜひ、それぞれの競技でみなさんが3年間の証しを証明できる努力をして欲しい」と、主催者に高校生の気持ちに寄り添った対応を求めました。