感染続く夜の街 新宿・歌舞伎町ホスト語る
■ホストクラブと新型コロナ影響は?
歌舞伎町のホストクラブで働く現役ホストに話を聞かせてもらうと、現在も休業要請は続いていますが、すでに営業を再開したホストクラブは多いといいます。
歌舞伎町のホストクラブ・ホスト「解除されてからは少しずつ、(客が)戻ってきたのではないかと。入店時の検温やアルコール消毒の徹底は、キャストとお客様もかかさずにやっています。全部のホストクラブがやっていると思いますね」
また、こうした状況の中でも、給料の多くが歩合制のため、出勤せざるを得ないといいます。
歌舞伎町のホストクラブ・ホスト「(休業期間中は)いつももらえている通常の8分の1の給料だった。できれば行きたくないけど、生活があるので食べるために出勤しなければならないのかなと。検温したりマスクしたりしても中には無症状もいるので、そういう面に関しては怖い。(感染している人が)身近にいるんじゃないかって思う」
■接客業としてのこだわり「シャンパンコールはなるべく大きい声で」
歌舞伎町のホストクラブ・ホスト「マスクはお客様にはしてもらうようにはしていますが、従業員はしたりしなかったり。やはり接客業なので、マスクをしているのは失礼かと。日によりますね、(マスク)着けたり着けなかったり」
また、密接した位置や大きい声での接客を行うこともあるといいます。
歌舞伎町のホストクラブ・ホスト「少しは距離はとっているが、やはり近いかなと。シャンパンコールもお客様のご希望によってしている。高額なのでその分喜んでもらいたい思いがあるので、なるべく大きい声でするようにしている」
■都内では新たなクラスターも発生“パーティークラスター”
一方、若いひとが集まった誕生日パーティーでのクラスター発生も。パーティーが開かれたのは緊急事態宣言が解除される前の先月20日ごろ。20人~30人が参加し、これまでに7人の感染が確認。
さらに、パーティーの参加者と会食した人や、会社の同僚のあわせて2人の感染も確認されているということです。専門家はこう語ります。
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授「パーティー自体は当然多くのひとが集まりますし、密閉された空間で3密の状況を満たしている可能性は高いと思います。会話を次から次へひとを変えながらしていると、どうしてもいろんな面で感染しやすい状況がそろってくると思われます」
2020年6月3日放送 newszeroより