今年３月に大学を卒業した人の就職率は、４月１日時点で９８．０％で、２０１８年に並び過去最高となりました。

厚生労働省などが今年３月に大学を卒業し、就職を希望した人の就職率をとりまとめたところ、４月１日時点で９８．０％と、去年の同じ時期と比べて０．４ポイント増え、調査を開始した１９９６年度以降、２０１８年と同率で最高となりました。

厚労省は、「人手不足で企業の採用意欲が高い」と分析しています。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で内定を取り消された大学生は、６月１０日の時点で８７人いるということです。加藤厚生労働大臣は１２日の会見で「ハローワークなどを通じてきめ細かな支援を行っていきたい」と述べました。