移動自粛、全国で緩和…各交通機関に人の姿
19日から都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和され、各交通機関では朝から遠方に移動する人たちの姿が見られています。
午前8時ごろのJR品川駅では19日朝も、多くの通勤客の姿が見られましたが、県境をまたぐ移動の自粛が緩和されることについて様々な声が聞かれました。
通勤客「(いままで)気分転換も東京都内で行っていたんですけど、埼玉とかも行けるのかなと思うと」
通勤客「(東京から他の県に遊びに行くと)どう思われるのかなっていうのがまだあるので、あまり東京から出たくないなっていう感じはあります」
JR東京駅の東海道新幹線のホームでは、キャリーバッグを持ち、早速、地方に向かう人の姿が見られました。
香川県に行く夫婦「(香川県に)息子がいるんで。先月行くつもりだったんだけど、だめでしょ。だからきょうから他県から行けるっていうから」
JR東海によりますと金曜日の夕方は単身赴任のビジネスマンの一時帰宅などで予約が増えていることもあり、車内が密にならないよう4本の臨時列車を走らせる予定です。
また、19日朝の羽田空港でも旅行客らが増えています。航空各社は移動自粛緩和によって利用客が回復するとみていて、日本航空ではすでに今月15日から運航便数を増やしているほか、全日空も来月から運航本数を増やしていく予定です。
一方、観光地の浅草では、あいにくの天気のため人の姿はまばらです。移動の自粛緩和について、店の人からは慎重な声が聞かれました。
店主「(人が出てくるのは)1、2か月先の話じゃないですか。ほんの少しは(人が)出てくるでしょうけど」