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ネットで路線バスを購入した男性

2020年6月29日 21:55
ネットで路線バスを購入した男性

新しい日常生活をおくる中で、コロナにまつわる出来事が話題になっています。男性が巣ごもり中に衝動買いしたのは、なんと「路線バス」その理由を取材しました。

■ネットで路線バスを購入した男性

「巣ごもり需要」で増加したネットショッピング。埼玉県のある男性が購入したのは…なんと、神奈川中央交通のバスです。バスを購入した男性のもとへ向かってみると、住宅の敷地内に停車している路線バスを発見しました。

所有者の平川亮さん(25)を直撃すると…

平川さん「インターネットオークションに偶然出品されていたのを見つけてしまいまして」

平川さんは、新型コロナで自宅待機中、ネットで中古の軽自動車程度の価格だったバスを落札。お気に入りは、降車ブザーと自分の操作で開くドアだといいます。

購入した理由を聞いてみると…

平川さん「人生で一度は大きな路線バスを運転してみたいなと思って」

現在の職業は大型車の運転手という平川さんは、かなわなかった夢のためバスを購入。現在は自宅の敷地で運転の特訓をしています。

夢は、外出自粛中の家族を乗せて日本一周という平川さん。ところが、家族は…

祖母「いろんな体験をして経験するのもいい思い出になると思いました。だけど、ちょっと邪魔です。ハハハ」

今後は、ナンバーを取得して、公道を走る予定です。

■やめた駄菓子屋の味を復活

一方、新型コロナで売り上げが激減していた群馬県高崎市の和食店「旬菜料理・秀」では、「閉店した店の焼きそば」を始めました。

代表の武渕秀樹さんは「ヒキのあるメニューだと思った」と話します。

ざく切り野菜に、麺の水分が飛ぶまで丁寧に炒めたという、その名も「永井のおばちゃん直伝焼きそば」(500円)。なつかしの味だといいます。

「永井のおばちゃん」は、かつて高崎市内に存在した駄菓子屋「永井商店」の店主。この店で作っていた焼きそばが地元で評判でした。

しかし5年前、おばちゃんが体を壊し、店は、半世紀以上の歴史に幕を閉じたのです。

そこで立ち上がったのが、和食店「旬菜料理・秀」でした。現在、施設で暮らしているおばちゃんからレシピを学び、和食店で、焼きそばを復活させたのです。

そして、取材に訪れた日には、永井のおばちゃんこと、永井せつ子さん(87)が店を訪れました。

永井せつ子さん「うれしく思いますね、跡継いでくれる人がいるんでね」

名店の味の復活でコロナ不況からの脱却を目指します。

■動物園の人気者・さよならがコロナで延期に

6月1日から営業再開した神戸市の王子動物園。この動物園には、行列ができるほどの人気者がいます。それは雌のジャイアントパンダの「旦旦(タンタン)」です。

2000年に中国から来園して以来、その愛くるしい姿で来園者の心を癒やしていましたが、7月15日に契約の期限を迎え、中国に帰ることに。

ところが、新型コロナウイルスの影響で、移送に使われる予定の航空便が現在運休している上に、再開しても、約1か月間の検疫が必要なため帰国時期が8月以降にずれ込む見通しとなったのです。

王子動物園で旦旦(タンタン)の飼育を担当する梅元良次さんはこう話します。

「正直うれしいですけどね。お客さんにも、もっと見て欲しいというのもありますし。」

夏の移送は、身体に負担をかけるため、秋以降に帰国する可能性もあるということです。

(2020年6月29日放送 『news every.』より)

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