消えたサーバルキャット 人に危害も…?
茶に黒のヒョウ柄が特徴的なネコ科の「サーバルキャット」。愛らしい姿で人気がある一方、人に危害を加えるおそれがある「特定動物」にも指定されています。
静岡市の女性が自宅でペットとして飼っていた1歳のオスのサーバルキャットは、体長およそ70センチ、体重は10キロ。市は27日に女性の自宅から脱走したと発表しました。
近くの住民からは不安の声が…。
近所の住民「小学校の連絡網みたいので回ってきた。ここら辺の近くで逃げちゃったって」
付近の小学校では29日夜、1人で登校しないよう呼びかける一斉メールを送ったといいます。
近所の住民「襲われたりしないか不安。見つかるといいなと」
静岡市によりますと、今月から規制が厳しくなり、個人での飼育は原則的に許可が下りなくなりましたが、女性はそれ以前に市の許可を得てサーバルキャットを飼育。しかし27日にサーバルキャットが興奮していたため、女性がケージのドアを開けたところ逃げ出したということです。
人を襲う可能性はあるのでしょうか――?
東山動植物園獣医・白木康雄さん「普通のネコよりは足が長い分大柄になるが、やせ形のネコなので、当然トラやライオンと違いますから、人を見たらサーバルの方が人を怖がって逃げる状況になると思う」「不必要に近づかなければ積極的に人間を攻撃してくることはない」
飼い主は、人に慣れていて臆病な性格で、危害を加える可能性は低いと話しているということです。