2050年、東京以外の道府県で2020年の人口を下回るとの推計発表
2050年の日本の総人口は東京都をのぞいたすべての道府県で2020年の人口を下回るとの推計が発表されました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、2050年の日本の総人口は1億400万人あまりとなり東京以外の46道府県で2020年を下回る見込みだということです。若者の都市部への流出や、高齢化、出生率の低下などが要因で、秋田、青森、岩手など11県では、総人口が30パーセント以上少なくなる予想です。
市区町村別に見ると、全体の95パーセント以上で2050年の人口が2020年を下回り、65歳以上の人口はおよそ70パーセント、14歳以下の人口は99パーセントの市区町村で下回る見込みだということです。
一方、東京では外国人の増加や、地方からの転入が見込まれるため全国で唯一増加の予想となりました。
国立社会保障・人口問題研究所は、「高齢化が進み、急速に人口減少が進む状況が目の前に来ている」としています。