50年後の日本…総人口8700万人に減少と推計 外国人が人口の1割まで増加
日本の50年後の総人口は現在の7割にまで減少し、人口に占める外国人の割合が増え、1割程度になるという推計が公表されました。
国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとの国勢調査にあわせて実施した推計によりますと、2020年に1億2615万人だった日本の総人口は、2070年には8700万人にまで減少するということです。そして、65歳以上の人が総人口の38.7%を占めると推計されました。
また、日本に住む外国人の割合は出入国の動向などから推計すると、2020年は総人口の2.2%ですが、2070年には10.8%にまで増加するとしています。
一方、2070年の出生率は1.36と推計され、前回の1.44より、さらに低下しました。
日本の総人口が1億人を下回る時期については、出生率が今後も低いものの、外国人の増加と寿命がやや延びる影響で、前回の推計より3年遅い2056年と推計されました。ただ、日本人だけで推計すると、1億人を下回る時期は2048年だということです。