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鳥島の西約50キロの海域に“軽石” 気象庁“鳥島近海で相次いだ地震との関連は不明”

2023年10月20日 21:01
鳥島の西約50キロの海域に“軽石” 気象庁“鳥島近海で相次いだ地震との関連は不明”

20日、伊豆諸島・鳥島の西の海域で海上保安庁の航空機が軽石とみられる浮遊物を発見しました。気象庁は軽石の発生源や鳥島近海で今月上旬に相次いだ地震との関連は分からないとしています。

海上保安庁によりますと鳥島の西およそ50キロの海域で20日、軽石とみられる浮遊物が発見されました。浮遊物は、南北方向におよそ80キロにわたり潮目に沿って点在していたということです。

ただ、近くにある活火山の鳥島や孀婦岩周辺では噴煙や火山活動に伴う海水の変色は確認されていません。

鳥島近海では今月上旬に地震が相次ぎましたが、気象庁はこうした地震活動との関連や軽石の発生源は不明としています。

海上保安庁の航空機に同乗した火山の専門家によりますと、噴火をともなわず軽石だけを噴出する活動が起きたことはこのエリアに新たな火山活動が起きていて場合によっては新たな火山体が形成されている可能性が示唆されると分析しています。