26日、東京都内のコンビニエンスストアで拳銃のようなものを突きつける強盗事件が3件相次ぎました。いずれも同一犯とみられ、警視庁が行方を追っています。

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近所の住民
「怖いよね、捕まらないからね」

近所の住民
「“拳銃”持っているとか書いてあったから。怖いですよ、怖い」

26日、住民たちが不安の声をあげたのは、都内のコンビニで相次いだ事件についてでした。

大町怜央フィールドキャスター
「26日未明、こちらのコンビニで男が拳銃のようなものを店員に突きつけ、金を奪って逃走したということです」

まず、江戸川区のコンビニで発生した強盗事件。辺りが暗い午前3時40分ごろに起きました。

警視庁によると、店に入ってきたのは上下黒色の服に黒いキャップをかぶった20代くらいの男。すると店員に拳銃のようなものを突きつけ…

男
「レジの金をよこせ」

店員が現金約11万円をレジ袋に入れると、男はそれを奪い自転車に乗って逃走。男の行方は26日午後11時現在もわかっていません。

事件があった現場付近の防犯カメラがとらえた映像。午前3時40分ごろ、自転車に乗ってあらわれた全身黒っぽい服装の人物がコンビニへ。そしてその約1分後、“袋のようなもの”を手に持った人物が急いで自転車で去って行く様子が映っていました。この人物が“逃走中の男”なのでしょうか。

約10分後、現場には警察車両がかけつけていました。

そして、この強盗事件のわずか20分後には、約3キロ離れた同じ江戸川区にある別のコンビニでも…

大町フィールドキャスター
「こちらのコンビニでも拳銃のようなものを持った男が押し入り、店員に金を要求したということです」

店に入ってきたのは1件目と特徴が似た“全身黒ずくめ”の20代くらいの男。袋のようなものを見せ…

男
「この中にあり金全部入れろ。金を出せ」

こう脅迫したといいますが、店員が拒否し非常ベルを鳴らすと何もとらずに逃走したということです。

“不審な人物”はこの現場付近の防犯カメラの映像にも。“黒ずくめ”の人物が自転車をおりると近くのコンビニのある方向へ。その後、1分もたたないうちに戻り、再び自転車で去って行きました。

さらにその25分後には約4キロ離れた葛飾区のコンビニでも同様の強盗未遂事件が発生。ここでも、金を要求する際、男が使っていたのは「拳銃のようなもの」。ただ、店員が「お金がない」と拒否すると、何もとらずに逃走したということです。

3つの現場は約7キロ圏内。わずか1時間の間に事件が相次ぎました。いずれの事件もけが人はいないということです。

3つの現場で酷似している逃走した男の特徴。拳銃のようなものを所持し、身長は170センチほど。上下黒色の服に黒い帽子を身につけ、年齢は20代くらいだということで、警視庁は同一犯による犯行とみて男の行方を追っています。