「休業支援金」手続で9人分の個人情報流出
新型コロナウイルスの影響で仕事を休んだ人に国が直接給付する「休業支援金」の申請手続きで、加藤厚生労働大臣は、9人分の個人情報が流出したことを明らかにしました。
加藤大臣は、会見で、先月10日から申請の受け付けが始まった休業支援金の手続きで、委託業者が誤って9人分の申請書を別の申請者に送り返す事例があったと発表しました。申請書には、名前や住所のほか、勤務先や給与の額などが記載されているということです。
厚労省によりますと委託業者は「トッパン・フォームズ」で、提出された申請書に不備があったため、申請者に返送しようとした際に誤って別の申請者に送ってしまったということです。
加藤大臣は、「間違えられた申請者らに謝罪をし、他に同様の事案がないかも含め早急に原因を確認する」と述べました。