千代田区議会“解散通知”地裁が効力停止
東京・千代田区の区長が、自身に対する刑事告発を理由に、区議会に解散を通知した問題で、東京地裁は解散通知の効力を停止する決定をしました。
千代田区の石川雅己区長を巡っては、一般には販売されないマンションを購入した経緯について、議会でウソの証言をしたとして区議会に刑事告発の議決をされ、石川区長はこの議決が事実上の不信任にあたるとして議会の解散を通知。これに対し、区議25人全員が、解散通知の無効を訴えて裁判を起こしていました。
東京地裁は7日、刑事告発を決めた議決は区長の不信任にはあたらないとして、解散通知について効力の停止を決定しました。
石川雅己区長「早急に事態の改善に向けた取り組みを進めてまいりたい」
千代田区議会・小林孝也議長「すみやかに審議に復帰していただけると信じています」
区議会は来週にも議会を開き、区長にも出席を求める方針です。