東京地方裁判所では、２日、およそ３か月ぶりに裁判員裁判が開かれました。弁護士がマスクの着用を拒否したため、裁判は一時、休廷しました。

東京地裁によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、３月１１日を最後に裁判員裁判の期日を延期していましたが、緊急事態宣言の解除をうけ、２日、およそ３か月ぶりにひらかれました。

裁判員の間にはアクリル板が設置され、席の間隔をあけて座るなど、感染対策がとられた上での再開となりました。

午前１１時すぎに開廷しましたが、弁護士２人がマスクをせずに出廷したため、裁判長がマスクをするように言うと、「全力で弁護するためにマスクをすることはできない」と弁護士が拒否したため、裁判は、一時、休廷しました。