一斉拘束5年 中国の人権派弁護士、取材に
中国で人権派の弁護士らが一斉拘束された事件から、9日で5年となりました。身柄拘束された後、3年以上、事実上安否さえ不明だった弁護士がNNNの取材に応じました。
中国では2015年7月9日を皮切りに、人権派の弁護士や活動家らが当局に一斉拘束される事件が起きました。身柄拘束後に3年以上、裁判が開かれないまま取り調べを受けた王全璋さんが、9日、NNNの取材に応じ、当時、自分が決められることは2つだけだったなどと語りました。
王全璋さん「1つは罪を認めるかどうか。もう1つは弁護士に誰を雇うか。それだけは自分でコントロールしようと思った」
王さんは後に国家政権転覆罪で有罪となり、今年4月に出所しました。
王さんは取り調べを受けた3年以上、事実上、安否さえ不明でこの間、妻の李文足さんが中国当局による不当な弾圧と訴え続けたため、国際社会も強い懸念を示していました。