中国・人権派弁護士に懲役4年の有罪判決
中国で憲法改正などを主張していた人権派の弁護士に、懲役4年の有罪判決が下されました。
有罪判決を受けたのは人権派弁護士の余文生さん(52)です。余さんは2018年1月、憲法の改正など政治改革を求める公開書簡を発表した後、身柄を拘束され、国家政権転覆扇動罪に問われていました。
去年5月には裁判が非公開で開かれ、余さんの妻によりますと、17日、江蘇省徐州市の裁判所が懲役4年、政治権利剥奪3年の有罪判決を下したということです。
余文生さんの妻・許艶さん「(判決は)重すぎる。憲法修正を求めることは言論の自由の権利であって、中国の憲法には言論の自由が定められている」
余さんは2015年に一斉拘束された人権派弁護士で、長期間、行方不明となった王全璋さんの弁護も引き受けましたが、その後、事実上弁護士資格を取り消されるなど圧力を受けていました。