「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐり小林製薬が紅麹原料をおろしている企業で一日の摂取量が一定の量を超える製品があったことについて、小林製薬が厚生労働省に行った報告に不備があったことがわかりました。

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐっては小林製薬が直接、紅麹原料をおろしている52社と、これらの企業から紅麹原料を入手している173社に対し製品の調査を行い、すでに厚労省に調査結果を報告しています。

具体的には、紅麹原料の1日あたりの摂取量が100ミリグラムを超える製品があるか、また、過去3年以内に医師から健康被害の報告が1件以上あるかなどについて調べ、該当する製品を製造販売する企業はないと報告をしていましたが、自治体からの報告などから1日あたりの摂取量が100ミリグラムを超える製品を扱う企業が5社あったことがわかりました。

これを受け、厚労省は再度、製品の調査に不備がないかなどを確認し、今月末までに報告するよう求めています。