沖縄で初…鳥インフルエンザ感染確認 約4万5000羽“殺処分”を開始 金武町
沖縄県内の養鶏場の鶏に、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されました。県は16日朝から、この養鶏場の鶏およそ4万5000羽の殺処分を始めました。沖縄県内での感染確認は、初めてです。
沖縄県によりますと、沖縄本島の金武町にある養鶏場で、14日までの6日間に、およそ7500羽の鶏が死んでいるのが確認され、簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性が判明しました。
その後の遺伝子検査の結果、高病原性と判断されたことから、県は16日朝から職員らを養鶏場に派遣し、飼育されている、およそ4万5000羽の鶏の殺処分を始めました。
この養鶏場から半径10キロ圏内には、18か所の養鶏場で、あわせておよそ42万羽の鶏が飼育されていますが、防疫措置の完了後10日間は、鶏や卵の域外への搬出が制限されます。
沖縄県は15日、知事を本部長とする対策本部を立ち上げ、情報共有や対応に当たっています。