大型の台風９号は非常に強い勢力を保ったまま、２日夜、九州北部に最も接近する見込みです。また、台風１０号は、特別警報級の勢力で、６日（日）ごろに西日本に接近するおそれがあり、最大級の警戒が必要です。

大型の台風９号は、非常に強い勢力を保ったまま、九州の西の海上を北上しています。２日夜、九州北部に最も近づき、九州北部の一部が、台風の暴風域に入るおそれがあります。

予想される最大瞬間風速は、九州北部で５０メートル、九州南部、奄美、四国で３５メートル。３日昼までの予想雨量は、四国で３００ミリ、東海や九州北部で２５０ミリ、九州南部で２００ミリなどとなっています。暴風や高波、大雨による土砂災害などに厳重に警戒してください。

一方、１日夜に発生した台風１０号が、発達しながら北上しています。日本の南の海水温が、記録的に高いため、台風は、特別警報級の勢力まで発達し、６日ごろに、西日本に接近、上陸するおそれがあります。台風情報に注意するとともに、甚大な災害の発生に備え、早めに避難できる準備を始めて下さい。