東京都は、新たに８０人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。１日の感染者が１００人を下回るのは１週間ぶりです。

東京都内の新たな感染者は１０歳未満から９０代までの男女８０人で、感染経路別では家庭内が１４人で最も多く、次いで職場内感染の１０人、病院などの施設内感染と会食や飲み会での感染がそれぞれ６人でした。

八王子市では市の清掃職員５人の感染が判明し、この職場での感染者は７人となりました。また、院内感染が起きた「青梅市立総合病院」では新たに患者と職員あわせて３人の感染が判明し、これまでに確認されている人を含めると２１人に、府中にある「介護老人保健施設ウイング」では高齢の利用者２人の感染が確認され、あわせて８人となりました。

東京都は先週、感染状況の警戒レベルを１段階引き下げましたが、新規感染者の１週間平均は１７６．３人となり、先週８日以降、６日連続で増加しています。都の担当者は、「クラスターなど一時的な要因で増えたのか、今週の感染者数を注視したい」と話しています。

一方、新たに７０代と８０代の男性２人の死亡も確認されました。都内の感染者は２万３０８３人で、死者は３８４人となっています。