ロシアのモスクワで新型コロナウイルスの新規感染者数が、９０００人を超え、過去最多を記録しました。このうち９割がインド型変異ウイルスだということです。

記者「新規感染者数で最多を記録したモスクワ市ですが、あまりマスクをしている人が見受けられません」

モスクワでは、新規感染者数が昨年１２月に８０００人を超えましたが、その後は減り、一時、１０００人台となっていました。

しかし、今月に入り急激に増加し、１８日には９０５６人と過去最多となりました。

モスクワ市当局によると、新規感染者のおよそ９割がインド型変異ウイルスだということです。

市民「不安なので公共交通機関を利用しないようにしている。（ワクチンは）まだ全てが解明されていないので怖い」

ロシアでは、ワクチンの安全性への警戒が根強く、昨年８月に世界で最も早く承認されたものの、２回接種を完了した人は１２％にとどまっています。

ペスコフ大統領報道官は、接種率が低いことが感染拡大の原因との見方を示しています。