コロナ治療薬アビガン 来月中に承認申請へ
新型コロナウイルスの治療薬として期待されている「アビガン」について、富士フイルム富山化学は、治験で一定の有効性が確認できたとして来月中にも、国に承認申請すると発表しました。
富士フイルム富山化学は、ことし3月末から抗インフルエンザウイルス薬の「アビガン」を新型コロナウイルスによる肺炎患者に投与する治験を実施しました。その結果、早期に症状が改善することを確認したということです。
また、安全性についても動物実験で胎児の奇形が確認されていますが、今回は新たな懸念は認められなかったとしています。結果を受けて、富士フイルム富山化学は、来月中にも国に「アビガン」の製造販売の承認申請をする予定です。
一方、厚生労働省は、早急な審査のため担当職員を増やすということです。