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斎宮歴史博物館では…“斎王の恋愛”に関心も 愛子さま、初めてお一人での地方公務

2024年3月27日 20:54
斎宮歴史博物館では…“斎王の恋愛”に関心も 愛子さま、初めてお一人での地方公務

天皇皇后両陛下の長女愛子さまは27日午後4時前、神武天皇陵を参拝されました。この日の午前に訪問した三重の博物館では大きな歓声で迎えられ、子どもたちにも笑顔で声をかけられていました。

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午後4時前、神武天皇陵を参拝された愛子さま。玉串をささげ、静かに拝礼されました。

おひとりでの地方訪問2日目となる27日、三重県明和町では、たくさんの人たちが愛子さまの到着を心待ちにしていました。

薄い水色のスーツで、車を降りられた愛子さま。挨拶を交わされていると…

子どもたち
「愛子さまー!!」

子どもたちの元気な声が響きます。すると、愛子さまは子どもたちの元へ。

子どもたち
「ご卒業おめでとうございます!」
「卒業したんやで! 大学。ニュースで見た!」

愛子さまは、子どもたちに「小学校は楽しい?」などと声をかけられました。

愛子さまが訪問されたのは、伊勢神宮に仕えた「斎王」と呼ばれる皇族の女性たちの歴史を紹介する斎宮歴史博物館です。

「居住スペースが、この?」

昔の建物を復元した展示などを見学された愛子さま。斎王のラブロマンスが描かれた「伊勢物語」を見て、「斎王(の恋愛)はタブーですか」と担当者に質問されていました。

また、平安貴族の遊びを体験できる施設「いつきのみや歴史体験館」では、はまぐりの貝殻を合わせる「貝覆い」という遊びに挑戦。じっくりと見て貝を選ばれました。その後、地元の小学生らと交流された愛子さま。

「コツはなにかありますか?」

子ども
「真ん中にあるはまぐりの細かい模様とか、それを完成させたらどうなるかとか発想して」

愛子さまは「夢中になれますね」と笑って話されました。

愛子さまは、三重県伊勢市を出発される際には最後まで手を振り続け、奈良県の橿原市へ。

その橿原市では、愛子さまをひとめ見ようと、沿道には長い行列ができていました。たくさんの人が待ちわびる中、大和八木駅に到着された愛子さま。そして…

記者(奈良・橿原市、午後2時すぎ)
「今手を振っています。歓声があがりました。とってもにこやかな笑顔で手を振っていただきました」

大きな歓声の中、神武天皇陵へ向かわれました。愛子さまが通り過ぎると、みなさん気にしていたのが…

「撮れたかなあ」
「撮れたかどうかわからない」

愛子さまを写真や動画にうまくおさめられたのでしょうか。

「精いっぱい撮ったら、いい写真が撮れてたので宝物にします」
「動画を撮りました。きれいに撮れてました。またおうち帰って見たいと思います」
「かわいかった」

午後4時前、初代天皇とされる神武天皇陵を参拝された愛子さま。26日の伊勢神宮参拝に続いて、学習院大学の卒業と就職を報告されました。

すべての日程を終えた愛子さまは、午後4時半ごろ奈良県を出発し、京都経由で新幹線で帰京されます。