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地震で海岸隆起…海女らが漁場の被害を調査 輪島

2024年3月30日 17:31
地震で海岸隆起…海女らが漁場の被害を調査 輪島
能登半島地震で地盤が隆起した石川県輪島市の海岸で、地元の海女らが漁場の被害状況を調査しました。

伊藤裕介記者(NNN取材団)
「海底が隆起してできた磯で、朝から地元の海女さんたちが魚介類の採取を行っています」

この調査は、海岸の隆起による漁場の被害状況を調べるため専門家の協力のもと行われ、石川県輪島市の鴨ヶ浦では、地元の海女や漁師など11人がアワビやサザエなどの死骸を集めていました。

この海岸ではおよそ2メートルの地盤隆起があり、隣の袖ヶ浜海岸とあわせると、これまでに2000を超える死骸が見つかったということです。

地元の海「結構な被害なんだなと思って。ちょっとなんか言葉がでないというか、残念やなっていう気持ち」

地元の海「むなしいね、ずっと潜っとった場所だから」

調査に協力した海洋プランニング・石川竜子主任
「今回、小さいアワビが特に多く死んだ、サザエが死んだということが、どの程度あとを引くものなのかを追跡して調べていきたい」

今後、専門家が死骸を持ち帰り詳しい分析を行うほか、海中での調査も実施し、3、4年後の漁獲量に影響がないか調査したいとしています。
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