“心霊スポット”調査 警察が動いたワケ
真っ赤な手形で埋め尽くされた壁に無数の落書き。ここは心霊スポットとして有名な神奈川・横浜市の廃虚ホテル。巷では…
「オーナーが自殺した」「血の手形がある」
こんな噂が飛び交い、過去には心霊ツアーを開催する会社まで。その真相を確かめるため、廃虚ホテルに入ったのは…なんと警察。一体なぜなのでしょうか。
神奈川県警 都筑署調査官・大和弘路さん「10代~20代の若者がSNS上の心霊スポットであるとかのうわさ話に興味をひかれて立ち入るといった状況があるので」
うわさが本当か、鑑識などを行って検証していたのです。気になる結果ですが、もちろん、手形は血ではなく絵の具やペンキなどの塗料でつくられたもの。記録では、人が亡くなった事実もなかったといいます。一体なぜここまでして警察は検証を行ったのでしょうか。
8年前ほど前まで営業していたこちらのホテル。現在は、本来、立ち入り禁止ですが、実は中に入ってしまう若者があとを絶たないといいます。
近所で働く人「夜通ったりすると若い人たちが集まってバイクとかで入ったりして」
外からのぞいてみると…
「カップめんのゴミやビニール袋などがあります」
騒音やゴミの問題があり、対応に苦心した末の検証だったのです。
警察は、無断で立ち入れば軽犯罪法違反になるとして、検証の様子をYouTubeにアップし、注意を呼びかけています。