新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、急がれるのは、3回目のワクチン接種です。2回目の接種で“痛み”が続いたことで、3回目をためらう人も…。“痛み”やメリットなどについて、ワクチンに詳しい医師に話を聞きました。

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いま急がれるのは、3回目のワクチン接種です。しかし、中にはためらう人もいます。

介護施設職員（50代）
「はたしてこれは一体、何なんだろうとか、（ワクチン）３回目打ってもいいのだろうか…って」

職場から3回目の接種の案内が来ましたが、ある理由で迷っているといいます。

介護施設職員（50代）
「2回目のワクチン接種を左腕にして、何か物を取ろうとしたときに、この辺ズキズキと痛みが走るのと、肩もズキッと…この辺がズキッとする感じですね」

女性は、去年6月に2回目の接種をして以降、肩の痛みが続き、医療機関を受診。薬による治療とリハビリを行っているといいます。

奈良県立医科大学整形外科の仲西康顕医師によると、筋肉注射をする位置によって、接種後に肩の痛みが1週間以上続く症状が、ごくまれに起こるといいます。ただ効果に個人差はあるものの、薬を使った治療方法などがあるということです。

ワクチンに詳しい医師は「コロナに感染して重症化した場合のリスクも考慮して判断してほしい」と話します。

長崎大学 森内浩幸教授
「今度は（位置を）正しく接種をすることによって、同じことが起こる可能性は低いと思います」
「高齢者や基礎疾患を持っている人は、3回目のワクチン接種で、重症化を非常に高い確率で防ぐことができます。重症化を防ぐ（ワクチンの）メリットはそういう人には非常に高い」

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2日は北海道、愛知、福岡などでも過去最多の感染者となり、全国では初めて9万人を超えました。死者は82人報告されています。

感染拡大が止まらない中、緊急事態宣言はどうなるでしょうか。

岸田首相は「今後の事態の推移を見極めながら、緊急事態宣言については考えていかなければならないと思っています。いまの時点では、緊急事態宣言については検討していない」と述べました。

(2月2日放送『news zero』より)