「飲食業界が四面楚歌」東京3度目“時短”
東京都では、28日夜から、酒を提供する飲食店などへの営業時間短縮の要請が始まり、飲食店からは3度目の時短要請に不安の声が聞かれました。
28日午後10時、都庁舎やレインボーブリッジ、東京ゲートブリッジでは、ライトアップが消されました。東京都は28日から酒を提供する飲食店などに対し、営業時間を短縮するよう要請していますが、28日から注意喚起を兼ねて、午後10時にライトアップを消すことになったということです。
28日午後10時前、都の要請に応じて閉店作業を行う東京・新橋の飲食店からは、不安な声が聞かれました。
地鶏炭火焼『地鶏屋』石川政幸代表取締役「結論から申し上げると、焼き鳥業界痛手です。焼き鳥業界というか、飲食業界が四面楚歌状態です」
一方で、従業員らの雇用もあるため、都の要請に従うのは難しいとして、午後10時以降も営業を続ける飲食店もあります。
ホルモン焼ユカちゃん・藤嶋由香オーナー「従業員と自分たちの生活を守っていくことが優先順位の1番なので、要請に従う選択肢はまったくありません」
都は、時短要請の期間を来月17日までの20日間とし、全面的に応じた中小の事業者には、一律40万円の協力金を支給するとしています。
また、小池知事は28日、政府の観光支援事業『GoToトラベル』について、「一時停止などについて、まだ詳細が分からない部分がある」としたうえで、「具体的な内容について、所管の省庁に対して意見照会を行った」と明らかにしました。
さらに、その回答を見て、「今後の対応も考えていきたい」としています。