迷子の4歳児に女子中学生“とっさの機転”
迷子の4歳児を保護した中学3年生に、警察から感謝状が送られました。中学生がとった機転の利いた行動とは?
「事件事故の未然防止に大きく貢献されました」と警察から感謝状を受け取ったのは、新潟県の中学3年生、坂牧樹さん。
新潟県の中学3年生 坂牧樹さん「驚いています。“こういうこと”をしたっていう実感が、あまりなかったので」
きっかけは、先月17日午後7時頃のことでした。コンビニに行く途中、小さな女の子がひとりで、信号待ちをしているのを目撃したのです。
坂牧樹さん「『お父さんとお母さんは?』みたいなことを聞いたら、『イヤ~』って言って走って逃げられました。(Q 走っていかれたときどう思いました?)ひとりでどこ行くんだ」
近くには、車通りの多い道路や用水路も。危険を察知した坂牧さんは。
坂牧樹さん「ここで声かけておけば、大きいことにならないんじゃないか」
走って女の子を追いかけ、もう一度声をかけたというのです。実は、この女の子は「迷子」で、2時間前から、警察や家族が行方を捜していました。
そんなことは知らない坂牧さんでしたが、機転の利いた行動に。女の子が「よく遊んでいる」という公園を聞き出し、2人でそこに向かったのです。すると途中で、女の子の家族とばったり再会。いち早い解決につながりました。
坂牧樹さん「(女の子の家族から)『命の恩人です』とか『ありがとうございます』みたいな、感謝の言葉をいただきました」
坂牧さんの将来の夢は、「学校の先生」だということです。