邦人帰国支援の中国企業等に外務大臣感謝状
新型コロナウイルスの感染拡大で今年1月、中国の武漢が封鎖された際に日本人をチャーター機で帰国させるのを支援したとして、日本政府は、現地の中国企業などに「外務大臣感謝状」を授与しました。
日本政府は、今年1月から2月にかけて都市封鎖で帰国できなくなった武漢や周辺都市の日本人のためチャーター機を派遣しましたが、空港までの交通手段が課題となりました。
これに対し、現地の企業など4団体が日本人の輸送に協力したとして、27日、武漢で「外務大臣感謝状」が授与されました。
自動車向けソフトウエアを開発する「武漢光庭情報技術」の朱敦尭会長は、日本政府の要請を受けバスや運転手を集めたほか、武漢市の幹部と交渉して通行証を手配したということです。
朱敦尭さん「ほんの小さなことをしただけなのに、日本政府、日本国民は評価し称賛してくれた。私たちは中日両国の国民間の深い友情を強く感じている」
感謝状はほかにも、同じく車両の手配に協力した会社や日本大使館の拠点となったホテルに授与されました。