アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルス感染したことが明らかになったことを受け、日本政府内では驚きが広がり、大統領選への影響を注視しています。

加藤官房長官「大統領選挙そのものについて、政府としてコメントすべき立場ではないというふうに思っております」

加藤長官はこう述べるにとどめましたが、政府内では「トランプ大統領の再選は厳しくなった」という声があがっています。

外務省幹部は「激戦州で大規模な集会をやり、盛り上げる選挙戦略ができなくなった。激戦州で最後のお願いはできない」として、再選は厳しくなったとの見方を示しました。

また、政府関係者は、「マスクをしなくていい、といっていたことが崩れた。明らかに選挙にマイナスだ」との見方を示し、「日本政府は見守るしかない」と話しています。

一方、加藤長官は来週５日からのポンペオ国務長官の来日予定に変更はないとの見方を示しました。