トランプ氏ミシェル夫人酷評…激戦州訪問も
今年11月の大統領選挙に向けた野党・民主党の全国大会は、2日目を迎えます。一方、トランプ大統領は、勝敗のカギを握る激戦州を相次いで訪れ、アピールに必死です。ワシントンから矢岡亮一郎記者が伝えます。
大会初日は、オバマ前大統領の夫人・ミシェルさんの演説が、多くの共感を呼びました。これを意識してか、トランプ大統領はミシェル夫人への批判を繰り返しています
トランプ大統領「ミシェル夫人はライブ演説すべきだったが、そうしなかった。収録されたものだった」
トランプ大統領は、一夜明けてなお、ミシェル夫人の演説形式にまで何度もケチをつけたほか、「社会を分断する演説だった」と酷評しました。ミシェル夫人は、初日の演説のトリを務め、「トランプ大統領は、間違った大統領だ」と痛烈に批判。
この模様は、全米で放映され、一定の存在感を放っただけに、トランプ大統領からは、焦りもうかがえます。
そのトランプ大統領は、激戦州の西部アリゾナ州に到着しました。民主党大会の裏で激戦州を相次いで訪れ、バイデン氏を批判する演説を繰り返しています。
一方、民主党大会はこのあと2日目。応援演説に、クリントン元大統領やケネディ元駐日大使、バイデン氏の夫人らが登場します。そして、正副大統領候補の指名もリモート投票で行われ、日本時間の正午前には、バイデン氏とハリス氏が、民主党の正式な候補に選ばれる見通しです。