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HPVワクチン、男性への使用了承

2020年12月4日 23:03

子宮頸がんを予防するHPVワクチンについて、厚生労働省の部会は、男性にも使うことを了承しました。

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスへの感染を防ぐ、「HPVワクチン」は、現在、小学校6年生から高校1年生の女性を対象に、公費で接種できる定期接種の対象になっています。

このウイルスは性行為でうつり、感染した人の一部が女性は子宮頸がん、男性は肛門がんなどになることが分かっています。

そのため、厚生労働省の部会は4日、製薬大手MSDが製造販売する「ガーダシル」というHPVワクチンについて、接種の対象を男性にも拡大することを了承しました。

HPVワクチンは、既に、アメリカやイギリス、オーストラリアなど、40か国以上で、男性の接種にも公費で助成しています。しかし日本では、男性が接種する場合、費用は自己負担となります。

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