いじめ認知件数が過去最多 小学校“4倍”
昨年度の全国の小・中・高校などで認知されたいじめなどの件数が過去最多となりました。
文部科学省の調査によりますと、昨年度の全国の小・中・高校などにおけるいじめの認知件数は61万2496件で、前年度に比べて12.6%増えました。1985年の調査開始以来、最も多く、特に小学校で大幅に増え、5年前の4倍となっています。
これは、学校などがいじめを初期段階で認知できているのも一因で、年度内におよそ8割が解消しているということです。
また、小・中・高校での暴力行為が7万8787件、小・中学校で不登校の児童生徒数が18万1272人と、いずれも過去最多となっています。
一方、自殺は317人で、前年度からわずかに減りましたが、文部科学省は「自殺が後を絶たないことは、極めて憂慮すべき状況」としています。