コロナ禍大掃除の方法は?新サービスも登場
年の瀬が迫り、これから大掃除をしよう、という方も多いのではないでしょうか。家で過ごす時間が増えた今年、新しい時代に合わせたお掃除のサービスも、登場しています。
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新型コロナウイルスで生活が一変した今年。大掃除にも変化が。
主婦(50代)「お風呂とかトイレとか、使う頻度がすごく増えているので、しっかりしないとダメなんですよね」
会社員(50代)「やっぱりガスコンロのところは気になりますね」
会社員(20代)「家で料理することが増えて汚れがたまっている」
使用頻度が上がった、キッチンやトイレ。頑固な汚れを楽に落とすコツを、清掃関連の事業を手がける会社で聞いてみました。油がこびりついた、ガスコンロの部品は、まずは、軽く汚れを削りとります。
株式会社ダスキン広報 橋本恵さん「汚れを削り落としておくと、洗剤が汚れを浸透しやすくなる」
その後、袋に入れたお湯の中に、酸素系の漂白剤と、台所用洗剤をまぜ、10分から15分程度、部品をつけおくと、汚れが浮き上がって楽に落とせるといいます。
さらにトイレは、縁の裏の頑固な汚れには、トイレットペーパーを使って、洗剤を浸透させるのがコツ。ダスキンの調査によりますと、感染拡大以降に、掃除をする回数や時間が増えた場所は、およそ27%の人が「トイレ」と回答。さらに・・・。
橋本恵さん「コロナ禍で普段の掃除時間や、頻度が増えたという方に関しては、さらに年末の大掃除もやりたいという意向が大変高い」
さらに、新型コロナウイルスの影響で、掃除の時間や頻度が増えたという人のうち、およそ85%が、「大掃除も行う予定」と回答。衛生的な環境への、意識が高まっている人が、多くなっていることが考えられるということです。
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コロナによる生活の変化を意識した、新たなサービスも。
メルカリ広報 鈴木万里奈さん「捨てない大掃除です」
一体、どんなサービスなのでしょうか?
カジタク家事代行チームキャスト 小林美菜さん「不必要なものとしていただいたもので、売れそうなものはメルカリかブックオフの箱に仕分けていきます」
家事代行サービスのスタッフが、不要なものを仕分けする際、メルカリやブックオフで販売するための手伝いをする、「捨てない大掃除プラン」です。
小林美菜さん「誰かが使ってくれると思えば、手放せるのかなと」
このサービスは、「メルカリ」と「ブックオフ」、さらに、家事代行サービスの「カジタク」の3社が連携して、今月から期間限定で始まりました。
メルカリ広報 鈴木万里奈さん「おうちの時間が長くなることで、ここをもうちょっと片付けたいとか、需要が増えている。売るという新しい選択肢をつけて、捨てないという概念を追加するのがコンセプト」
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さらに、今年の大掃除で気になるのが、感染対策。病院の清掃などに長年携わってきた、専門家に聞いてみると。
医療環境管理士 松本忠男さん「正しいやり方は一方向でずっと押していって、くるっとSの字を描いて向きを変える」
モップで床掃除をする際は、常にモップの片側の部分に、汚れがたまるように、Uターンをさせながら、モップを動かすのがポイント。
松本忠男さん「(この拭き方をした上で)かつゆっくり動かすことです。これを速く動かすと風が起こってしまう」
テーブルを、キッチンペーパーで拭く時には、三角形に折ることで、汚れがつく部分が長くなるので、効率よく作業ができるということです。
松本忠男さん「正しい方法でウイルスの量や、ハウスダストの量を減らしていくというやり方が大事」