盲導犬ユーザーに声を~コロナ禍で呼びかけ
コロナ禍において、世界中で生活様式に様々な変化が求められる中、視覚に障害のある盲導犬ユーザーはその変化に戸惑うケースが増えているといいます。
街で盲導犬ユーザーを見かけた際に、知っておいて欲しいことを盲導犬総合支援センターがイラストにしてSNSで呼びかけています。
このイラストは、コロナ禍において困っていることがないかなどを、盲導犬ユーザーに聞き取りを実施し、あがってきた意見をもとに作成されたものです。
イラストには3つのケースが取り上げられています。
1,道案内の際、
以前は手引きで目的地までの誘導をお願いしていたが、接触を避けるため前を歩き声での誘導をして欲しい
2,お店に入る際、
消毒液のおいてある場所が分からない場合があり、声をかけて伝えて欲しい
3,お店のレジに並ぶ際、
以前は前の人の気配や足音で判断していたが、ソーシャルディスタンスをとった距離のある列では、列の進み具合が分かりづらいため声をかけて伝えて欲しい
盲導犬総合支援センターは、「声かけをしてもらえた方がユーザーが助かるケースが多い。気にかけてもらって、様子が変だと思えば、声かけを積極的にお願いしたい」と話しています。