“平成レトロ”がブーム “映える“もつ鍋・キムチ鍋 “平成ギャルブランド”も復活しプリントシール機も…
今年の冬にブームとなりそうな「鍋料理」のトレンドが発表されました。キーワードは「平成レトロ」。ほかにも、平成にはやったギャルブランドが復活したり、平成に生まれたプリントシール機が人気となるなど、「平成レトロ」が注目されています。
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グルメ情報サイト「ぐるなび」が、今年のトレンド鍋を発表しました。
「2022年トレンド鍋は『平成リバイバル鍋』になります」
今年は“平成リバイバル鍋”が選ばれました。
例えば、30年前の平成4年(1992年)ごろブームとなったもつ鍋。“平成リバイバル鍋”はカラフルな食材を使い、令和の今の時代にもマッチするよう映え感を加え、具材を串刺しにして新型コロナの感染対策も意識したといいます。
ほかにも、平成から定番となったキムチ鍋は、同じく平成に流行した豆乳鍋を映える“豆乳クリーム”に変えてトッピング。
肝心の味は――
記者
「豆乳のクリームと一緒に食べることでマイルドな辛さになり、チゲ鍋と豆乳鍋をいっぺんに楽しめるような味わいです」
なぜ“平成リバイバル”がトレンドなのか。
ぐるなび・ぐるなび大学 小崎俊幸さん
「いま、若者を中心に人気の平成レトロというところに注目してみました」
「平成のレトロブーム」にのっかり、いまや定番となった鍋の見た目や食べ方を見直し、アップデートしたということです。
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令和におとずれた平成ブーム。平成ファッションのシンボル、東京・渋谷の「渋谷109」にあるアパレル店では、平成初期に“ギャルブランド”として人気を博したブランド「ラブボート」、通称「ラブボ」が復活していました。当時、若者の間で、へそ出しŢシャツやミニスカートなどで人気となりました。
中でも特に売れているというのが、ギャルの“必須アイテム”だったロゴ入りのミラーです。
スピンズ広報 弓削七星さん
「当時もこちらのミラーが人気で、今でもこちらのミラーが一番人気となっております」
当時を知る人は――
30代
「あ、ラブボ?」
30代
「懐かしい」
40代
「みんな持ってたね」
30代
「裏にプリントシールとか貼ったりとかして、みんなそれぞれ持ってました。懐かしい」
当時を知らない人も――
20代
「派手すぎないけど、大人なギャルって感じがかわいいです」
10代
「かわいい。ヒョウ柄とか」
平成ファッションのブームを背景に、若い人にも人気になっていました。今後も商品のラインナップを広げていくということです。
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同じく、平成に生まれたプリントシール機が、意外な変化を遂げています。
20代
「フィルム感出ててかわいい。あんま加工しなくてもいける。(落書きが)ない方が逆にかわいいみたいな」
令和の時代では、加工やデコレーションできないプリントシール機が人気だといいます。
平成の時代には、美肌に見せたり、目を大きく見せたりする加工や、文字やスタンプを入れるなど、たくさんの機能が中心でしたが、なぜ今シンプルなものが人気なのでしょうか。
GENICBOOTH 館長 松井田彰さん
「最近だと、ありのままの自分の姿で、シンプルな光でかわいく盛るというのがトレンドかなと思っております。あえて盛らないという選択肢もあっていいのかなと思います」
いつの時代も流行は若者から。昔はやっていたものが、次の再ブームになるかもしれません。