斎藤知事、きょうも「続投したい」…不信任案可決される見通し 知事応接室には“贈答品”
不信任案が19日に可決される見通しとなった、兵庫県の斎藤知事。13日も、続投の意欲を示しました。その応接室には“おねだり疑惑”をめぐる品々が置かれていました。
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連日、登庁した際、取材に応じている斎藤知事。県庁の入り口で12日、次のような一幕がありました。
中へ入ろうとすると、県の職員でしょうか? お互い譲り合い、知事があとから中へ。“控えめ”な様子がうかがえます。しかしこのあと知事は、兵庫県議会の全議員から、辞職を求められることとなりました。
兵庫県 斎藤元彦知事(12日)
「それでもなおやはり、県政を担わせていただきたい。これからも斎藤県政として、しっかり担わせていただきたい」
一夜明けても…
──辞職しない考えに変わりはない?
兵庫県 斎藤元彦知事(13日午前)
「そうですね。昨晩申し上げた気持ちから変わりありません。続投したいという気持ちが強い」
何度も続投を表明する知事に対し、最大会派の自民などは、19日の本会議初日に不信任決議案を提出する方針を固めました。不信任案は可決する見通しとなっています。可決した場合、「辞職」か「議会の解散」かの選択を迫られますが…
──不信任案への対応は?
兵庫県 斎藤元彦知事
「法律の趣旨に基づいて、私としてどういう判断するか決めていく」
──「解散」の選択肢を排除したわけではない?
兵庫県 斎藤元彦知事
「様々な選択肢を検討していく」
なぜ、続投にこだわるのか。語られたのは、これまでの成果と県政の改革への思いです。
兵庫県 斎藤元彦知事
「いわゆる天下り、65歳以上をやめる。公用車も(高級車の)センチュリーからアルファードに変えた。県の財政を立て直すことをやってきた。これが結果として今130億円、県の貯金の積み上げにもなった。若い世代の投資に向けていくことが私の改革。この歩みを止めるべきではない」
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ただ、この3年で積み上げられたのは、成果だけではありません。
記者
「こちらの部屋が知事応接室で、知事が受け取ってきた贈答品が置かれています」
“おねだり疑惑”が指摘されているものもある137にのぼる贈答品。その一部が飾られている知事の応接室が12日、初めて報道陣に公開されました。
記者
「ブロックの姫路城、知事が受け取ったものとみられます。丹波市の木製のいすでしょうか。鉄製の自画像、斎藤知事本人の顔が描かれています」
──贈答品が展示されている応接室、なぜこのタイミングで公開?
兵庫県 斎藤元彦知事
「報道機関から申し入れがありまして。これまでもいろんな来客が来られる時に常にオープンにしていたので、見ていただいていたと思うんですけど、改めてどのように展示されているのかという状況を見ていただくべきだと」
ただ、ここに飾られているのは、137の贈答品のうち25点。このほか、ほとんどの贈答品は倉庫に保管されているといいます。
全議員に「NO」をつきつけられた知事。それでも、続投の意思を示し続けるのでしょうか。