市川猿之助容疑者を逮捕 容疑認める「わたしも両親の後を追って自殺するつもりでした」 母親に対する自殺ほう助疑いで
警視庁は、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者を母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕しました。目黒署から中継です。
猿之助容疑者は調べに対して、「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。警察署の中では、現在も取り調べが行われていて、この後、こちらの署を出て留置先の警察署に移送される予定です。
歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦容疑者は先月18日、東京・目黒区の自宅で、意識がもうろうとした状態で見つかり、別の部屋で倒れているのが見つかった両親は死亡が確認されました。
司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられていますが、警視庁は、猿之助容疑者が薬を用意するなどして、母親の自殺を手助けしたとして猿之助容疑者を逮捕しました。
猿之助容疑者は逮捕後の警視庁の調べに容疑を認め、「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません。わたしも両親の後を追って自殺するつもりでした」と供述しているということです。
また、自殺の動機については、任意の聴取の段階で「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われて、みんなでさよならすることにした」などと話した上で、「なるべく苦しまずに死ねる方法として、睡眠薬を飲んで眠ったあとにビニール袋を両親の頭からかぶせた」という趣旨の説明をしていたということです。
警視庁は当時の状況を詳しく調べるとともに、父親の段四郎さんが死亡した経緯についても調べることにしています。