市川猿之助容疑者「週刊誌報道をきっかけとして…みんなでさよならすることにした」 母親に対する自殺ほう助容疑を認める
歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者を警視庁は、母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕しました。目黒署から中継です。
先ほど入った情報では猿之助容疑者は警視庁の調べに対して「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
猿之助容疑者が警察署に入ってから3時間がたちますが、警察署の中では現在も取り調べが行われているものとみられます。
歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦容疑者は先月18日、東京・目黒区の自宅で、意識がもうろうとした状態で見つかりました。別の部屋で倒れているのが見つかった母親の延子さんはその場で死亡が確認され、父親の段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。
司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられることがわかっていましたが、猿之助容疑者に対する聴取や薬の鑑定などを進めた結果、猿之助容疑者が薬を用意するなどして母親の自殺を手助けした疑いが強まり、警視庁は猿之助容疑者を逮捕しました。
猿之助容疑者は逮捕後の警視庁の調べに対して「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません。私も両親の後を追って自殺するつもりでした」と容疑を認めているということです。
動機については「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われて、みんなでさよならすることにした」という趣旨の供述をしているということです。
また、任意の聴取の段階では猿之助容疑者は「睡眠薬を飲んだ後両親の頭からビニール袋をかぶせた」と話していて、その理由については「楽に死なせてあげようと思った」という趣旨の説明をしていたということです。
警視庁は犯行に至った経緯を詳しく調べる方針です。