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英から入国、観察中会食…同席者から変異株

2021年1月10日 21:19

先月、イギリスから入国した男性が、14日間の健康観察中にもかかわらず会食し、同席した東京都在住の2人が新型コロナウイルスに感染し、変異株も検出されたことが分かりました。

厚生労働省によりますと、イギリスから入国してその後に発症した30代男性と、会食をした都内在住の男女2人が感染し、さらにイギリスの変異株が検出されたということです。

イギリスなどから入国した人は、健康観察のため14日間、外出などを控える必要がありますが、30代の男性はこの期間中に会食をしていて、濃厚接触者は、変異株が検出された2人を含めあわせて10人にのぼっています。

30代男性は、先月22日に入国した際の検疫では陰性とされ、1週間後に感染が確認されましたが、変異株の有無を調べるにはウイルスの量が少なく、特定できなかったということです。

一方、今月2日に羽田空港にブラジルから到着した10代と30代、40代の男女4人から、これまでに日本で確認されているイギリスと南アフリカとは異なる新たな変異株が確認されました。感染力については調査中だということです。

今回のものを含めると国内で変異株が確認されたのは34人となります。