東京、2週間後に1日当たり5万3000人超感染も…小池知事「重症になる方を極力抑える」
東京都では3日連続で1万人を超える新型コロナウイルスの感染者が確認されました。都では感染状況の警戒レベルを最も高いレベルに引き上げています。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫センター長「感染拡大のスピードが急激に加速しております。これまでに経験したことのない爆発的な感染状況になる」
東京都では14日、新たに1万6662人の新型コロナウイルス感染者が確認され、3日続けて1万人を超えました。
都の専門家会議では、13日時点の増加比が続けば感染者数の1週間平均は2週間後には、1日当たり5万3000人を超えると指摘されました。
これらを受けて感染状況の警戒レベルは1段階引き上げられ、約3か月ぶりに4段階中、最も高いレベルとなりました。
また、医療提供体制についても、「通常の医療を制限し、体制強化が必要な状況」として1段階引き上げ、上から2番目としました。
小池知事「亡くなる方を出さない、そのために重症になる方を極力抑える。そして重症になった方をしっかりとケアするというこの戦略でございます」
小池知事はこのように述べ、ワクチン接種の促進と、医療提供体制の確保に取り組むとしました。
また、専門家は、「今回は、中等症以上の患者をしっかり診るという体制を取った上で、5万人という感染者数に耐えうる医療提供体制をつくり上げている最中」と述べました。
都は15日、会議を開き今後に向けた対策を決定するとしています。