田村厚労相「プール方式」実施を発表
新型コロナウイルスのPCR検査について、田村厚生労働大臣は、複数の検体を混ぜて行う「プール方式」を、行政検査として使えるようにすると発表し、医療施設や介護施設での活用を呼びかけました。
田村大臣は22日朝、新型コロナのPCR検査の「プール方式」について、「有効性が認められたので実行していきたい」と述べ、医療施設や介護施設での活用を呼びかけました。
プール方式は、複数の人の検体を、まとめて検査するため効率化が期待でき、結果が陽性と出た場合には個々の検体を改めて検査します。費用については、自己負担はなく行政検査として行うことができます。
一方、インフルエンザが流行していないため、抗原検査キット1250万個ほどが使われていないとして、抗原検査キットについても感染流行地域の介護施設などで、スクリーニング用に使うよう求めました。医療施設や介護施設で、クラスター感染を起こさないためにも活用してほしいとしています。