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アスベスト訴訟 国とメーカー“責任確定”

2021年1月29日 17:46

建設現場でアスベストを吸って肺がんなどになったとして、京都府の元建設作業員などが国と建材メーカーに損害賠償を求めていた裁判で、国と建材メーカーの責任をほぼ認める判断が確定しました。

この裁判は、建設現場でアスベストを吸って肺がんなどになったとして、京都府の元建設作業員など27人が国と建材メーカーに損害賠償を求めていたものです。2審の大阪高裁は国とメーカー10社の責任を認め、およそ3億円の支払いを命じました。

28日、最高裁は国と建材メーカーの上告をほぼ退ける決定をし、屋外での作業者1人分を除き、国と建材メーカーの責任を認めた2審の大阪高裁の判決が確定しました。一定の人数に対して建材メーカーの責任を認める判断が確定するのは初めてです。

去年12月には、東京の裁判で国の責任を認める判断が確定しています。

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