発言「止める機会失った」JOC・山下会長
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長が女性蔑視発言をした際に同席していたJOC(=日本オリンピック委員会)の山下会長は「極めて不適切だったと強調したい」と語りました。
山下会長「(森会長の発言は)オリンピズムの根本精神に反するものである、極めて不適切であったということを改めて強調したい」
山下会長はこう述べた上で、「女性差別とされる発言があったが、いろんな話題に変わり、止める機会を失ってしまった」と釈明しました。
また、8日夜、自民党の二階幹事長が、約390人のボランティアが辞退していることについて「瞬間的なもの」などと語ったことに対し、山下会長は「瞬間的なものと捉えていないし、捉えてはいけない」とし、「スポーツは差別のない世界を目指すのが基本原則だと認識して行動していく」と強調しました。