×

震度6強 ケガ人のほか土砂崩れなど被害

2021年2月14日 6:31
震度6強 ケガ人のほか土砂崩れなど被害

13日午後11時すぎ、宮城県と福島県で、震度6強を観測する非常に強い地震がありました。この地震で、これまでに福島県で31人、宮城県で41人のケガ人が出ているほか、土砂崩れなどの被害が出ています。

気象庁によりますと、13日午後11時8分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する非常に強い地震がありました。震源は福島県沖で、震源の深さは55キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.3と推定されています。震源が深かったため、津波の発生はなかったということです。

震度6強を観測したのは、宮城県の蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町で、また、宮城県内と福島県内の各地で震度6弱の揺れを観測したほか、北海道から関東、東海の広い範囲で震度3以上の揺れを観測しました。

気象庁・鎌谷紀子地震情報企画官「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や、土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意して、やむを得ない事情がない限り 危険な場所に立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください」

また、気象庁は今回の地震について、10年前に起きた「東日本大震災の余震と考えられる」と説明しました。その上で、今後、特に2、3日程度は、大きな規模の地震が発生しやすいとして、十分注意するよう呼びかけています。