「目の前にクマが…!中学校の門に走って行きます!」相次ぐ“冬眠しないクマ” 目撃続き登校しなくても欠席扱いしない措置に 青森県八戸市
八戸市の住宅街で3日前からクマの目撃が相次いでいて、RABのカメラが中学校近くでクマが逃げる様子を撮影しました。
冬眠しないクマ、八戸市ではきょうも別な場所で目撃があり警戒が続いています。
★青森放送 安達直樹記者
「目の前にクマが…中学校の門に走って行きます」
おとといRABのカメラがクマの姿を捉えました。
体長はおよそ1メートルほどと見られています。
現場は八戸市の北稜中学校の近くです。
八戸市ではクマの目撃が相次いでいます。
先月31日は河原木地区で最初に目撃されてから3件。
おとといが4件、きのうが2件、わずか3日間で9件に上っています。
場所は高台の八太郎山と南側に隣接する日計や小田地区にかけて出没しています。
目撃された場所は民家に近く、市と警察は連日パトロールを強化しています。
★近隣住民
「ちょっと怖いですね(かつて)自衛隊の方で出たことはありますけれど、こっちではあまり聞かなかったので」
「この辺はそんなにあまり出てくる地域ではないけれど」
「みんなで心配はしていました」
★青森放送 安達直樹記者
「午前7時半を過ぎました北稜中学校の正面玄関前です。保護者が次々と車で生徒を送ってきています」
八戸市河原木にある北稜中学校ではけさ保護者が生徒たちを車で送っていました。
市内の小中学校5校では保護者同伴の登下校とする対応を取りました。
難しい場合は登校しなくても欠席扱いしない措置をとりました。
★北稜中学校 梅村光江校長
「まずは人に危害が加わらないことをずっと祈っていて、子どもたちが登下校中にもし何かあったらというのがいちばん心配だったというのがありまして」
きょうも午後1時前八戸市尻内町地区でクマが目撃されています。
冬眠しないクマは岩木山などで目撃され、十和田市ではきのう1頭が捕獲されました。
八戸市はクマを目撃した場合、決して近づかないで刺激しないよう呼びかけています。