【震度6強】東日本大震災の余震とみられる
13日午後11時8分ごろ、宮城県と福島県で震度6強を観測する地震がありました。この地震による津波の心配はないということです。この地震について気象庁は、10年前に起きた東日本大震災の余震とみられると発表しました。
気象庁によりますと、13日午後11時8分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました。
震源地は福島県沖で、震源の深さは55キロ。地震の規模を示すマグニチュードは当初、7.1と発表されていましたが、さきほど7.3に修正されました。
この地震による津波の心配はないということです。
震度6強を観測したのは、宮城県の蔵王町、福島県の相馬市、国見町、新地町。
震度6弱を観測したのは、宮城県の石巻市、岩沼市、登米市、川崎町、亘理町、山元町、福島県の福島市、郡山市、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町です。
このほか、北海道から関東地方、さらには東海地方など幅広い地域で揺れを観測し、東京電力などによりますと、14日午前1時時点で、1都8県・およそ78万軒で停電が起きています。
また、この地震のあと各地では、土砂崩れや火災などの情報もあり、自治体などが情報収集を急いでいます。
気象庁はさきほど会見を開き、今回の地震について、10年前に起きた東日本大震災の余震の一つとみられると発表しました。その上で、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけています。