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国内初 ワクチン製造工場、内部の様子は

2021年2月16日 15:23

イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」の新型コロナワクチン原液の国内製造を請け負う「JCRファーマ」が日本テレビの取材に応じ、「日本の方々に届けることが我々にとって一番重要」と語りました。承認されれば国内で初めて新型コロナワクチンが製造されることになります。

アストラゼネカのワクチン原液の製造を請け負う「JCRファーマ」の工場内部を撮影した映像の装置がワクチン原液を作る上でメインとなる培養器です。

新型コロナウイルスの遺伝情報の一部を組み込んだウイルスの種を培養器で増殖させ、ワクチンの原液を製造します。

JCRファーマ・芦田信会長「日本の方々に届けなければならないということが、一番我々にとって重要なことじゃないかなと思います。なんとかやりきらないといけないなと思っています」

アストラゼネカは今月5日、厚生労働省に対しワクチンの承認申請を行っています。日本政府は、1億2000万回分のワクチンの供給を受けることでアストラゼネカとの間に契約を結んでいて、薬事承認すれば9000万回分を国内で製造するとしています。